東吉野小学校-木質図書館
東吉野小学校(奈良県)
吉野材の良い香りで心温か、クッションソファーでくつろぎ
東吉野小学校(奈良県東吉野村) 東吉野村立東吉野小学校(同村小川、児童数60人)は小川小学校と高見小学校が統合され、 8年前に開校。新校舎に移行したのは7年前の平成18年春。 その際、校舎に入ると木の香りが出迎えてくれる、 校舎全体に吉野の材をふんだんに使った建物に造り替えた。
西谷章雄校長は開校当時から同校に在籍。 「統合前の小川小学校は、趣のある木造校舎。その一部の材木を現在の校舎にも使い、 内装を木質化した。児童は当時の学校を知らないが、今の校舎と一緒に以前の校舎も 大切にしてくれていることがよく分かる」という。
「傷を付けることは、もちろんない。木の良い香りがすると言い、 雑巾掛けも一生懸命にやってくれている。児童だけでなく最近では親もワックス掛けを手伝い、 地域で学校を大事にするようになった。人の心を温かくしてくれる何かが、木にはあると感じている」
と語る。 同校では朝の15分間の読書活動や、家庭読書の日を設けるなど、読書教育に注力している。
1階の正面入り口から2階に上がると、書架が2つ。 その前には、木で組まれた大きなドーナツ型のベンチが設置されている。 そのドーナツ型ベンチに座ると、図書館が見えるようになっている。   学校内で最も景色の良い場所に、図書館は位置する。入り口はガラス張りで館内の様子がうかがえ、 開放感にあふれ、気軽に入りやすい。扉を開けて中に入ると、 まず新刊や注目の書籍を展示している本棚が目に入る。   新刊を手に取りやすいよう本の表紙を見せる配架や、 本棚の前に柔らかなカーペットを敷くといった工夫が施されている。 また、館内には大きなクッションソファーがあったり、 児童がくつろぎながら読書を楽しむことができる空間づくりがされている。   図書委員会の活動も以前に増して活発になり、最近では図書委員がクラスで 本を紹介するようになったという。
<2013年3月 奈良日日新聞より>

←前へ戻る