桜ケ丘小学校-木質図書館
桜ケ丘小学校(奈良県)
児童の目線に合わせ親しみやすく、読書の習慣を
桜ケ丘小学校(大淀町)大淀町立桜ケ丘小学校(同町下淵、児童数234人)は創立135周年を記念し、 平成19年に改築。同町や町教委と相談の上、「木のぬくもりが感じられる校舎」をコンセプトに建てられた。 コンクリート造りだが、県産材のスギを校舎の床や壁の半分、階段などに多く利用しており、木の香りがして温かく心地良い。 廊下も木質化されており、各学年の教室前の廊下には児童の目の高さに合わせた本棚が設けられていて、 いつでも本を持ち出して読めるようになっている。事典も置かれているので、気軽に調べることができる。
森美奈子司書教諭の話によると、本が好きではない子にとって図書館は、なかなか足を運びにくい場所。 でも本が好きだという子もたくさんいて、毎日でも来てくれる。1日に大体40人の児童が本を借りていく。 週2回、朝読書の時間も設け、廊下の本棚から本を持ってきて読書を楽しんでいるという。
来年度から授業で1時間、図書館を活用できる時間をつくる予定で、 「これまでは限られた子の利用が大半だったが、より多くの子どもたちが図書館に来てくれたら」と話しており、 今後ますます読書活動が活発になりそう。 図書館は2階、特別教室の一角で2教室分の広さ。入り口の扉は上半分がガラス張り。 廊下から、館内の子どもたちの本を読む姿がよく見えるつくりになっている。親しみやすさが感じられ、入りやすい雰囲気。 低い木質のカウンターや掲示板に貼られた、手作りのポップが迎えてくれる。 他の教室に比べ木材の使われている量は少ないが、吹き抜けの天井から明るい光が差し込むなど、柔らかな空気が漂う 。図書館だけでなく学校全体が児童の目線に合わせ、気持ち良く使えるつくりになっている。 森教諭は「より多くの児童が、本を読む習慣を身に付けてほしい」と話している。
<2013年3月 奈良日日新聞より>

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