自由ヶ丘小学校-木質図書館
自由ヶ丘小学校(福岡県)
居心地が良い「本の森」、休み時間には多数の児童が
福岡県宗像(むなかた)市立自由ケ丘小学校(同市自由ケ丘、児童数527人)は創立36年で、 山々に囲まれた地に校舎が建つ。現在の校舎は老朽化に伴い、 約10年前に全面改築。図書館を児童が親しみやすいよう、木をふんだんに使用した造りに変えた。 構内には校舎の裏山に「なかよしの森」と名付けられた広大な場所があり、 木を組んで造られた滑り台やジャングルジム、展望台などアスレチック遊具が設置されており、 同校の児童にとって木は学校生活に密着した存在だ。図書館は校舎2階にあり、2教室分の広さ。 この学校の環境にふさわしく、森林と本に囲まれた雰囲気を表現した「本の森 ゆめいろ図書館」 と名付けられ、児童に親しまれている。
子どもたちの視線に合わせたデザインがされ、低学年向けの丸い机は他のものに比べて低いので、 落ち着いて読書ができる。窓は大きく取られており、明るい日の光が館内に差し込む。 居心地が良いからか、休み時間にはたくさんの子どもたちがやって来て、 一日の貸し出し数は平均で約243冊にもなり、年間1人平均60冊以上の本を読む。
廊下側の大きな窓から、前を通ると中の様子が見える。 窓枠にも木が使われるなど、柔らかな空間が広がる。 入り口付近の展示台には新刊が置かれ、児童が手に取りやすいよう工夫されている。 また、カウンター横の本棚「自由ケ丘ふれあい文庫」は地域住民から寄贈されたもので、 学校が児童に薦める本が並ぶ。 宗像市は1校につき1人の司書を配置するなど、 読書活動への意識が高い。司書や司書教諭をはじめ全校を挙げて読書活動に取り組んでいる。 同校の司書、荒巻由加利さんは「児童たちがひっきりなしに図書館に来てくれ、喜んでいる。 先生方にも協力していただけるので心強い」と話している。
図書館入り口からカウンターが見え、ネームプレートが天井から下がっていて親しみが感じられる。 新刊や絵本、お薦めの本などが、手に取りやすいよう入り口付近に並ぶ。
<2013年3月 奈良日日新聞より>

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