立命館小学校-木質図書館
立命館小学校(京都府)
丸テーブルの展示台、湾曲カウンター。保護者も利用
京都市の私立立命館小学校(同市北区小山西上総町、児童数720人)は、平成18年に開校した。
子どもたちが気持ち良く落ち着いた環境の中で学校生活を送ることができるようにと、 コンクリート造りながら内装を木質化した校舎が造られた。 1階の玄関から木製の階段を伝い、地下に降りたところに約500平方bの図書館がある。 入り口の扉は全面ガラス張りで、廊下から中の様子を見渡すことができる。 丸テーブルの展示台や湾曲カウンターなどが児童を迎える。
児童による図書委員の活動も盛んで、委員がクラスメートに紙芝居や絵本の読み聞かせをしたり、 お勧めの本の紹介もしているという。
1年生から4年生までは週1時間、授業で図書館を利用する時間が設けられていることもあり、 年間で約10万冊が貸し出される。年間に1人当たり約140冊もの本を読んでいることになる。 3クラス分の児童が一斉に利用しても、まだ余裕のある広い館内は「えほんとおはなしのコーナー」 「ものがたりのコーナー」「しらべ学習のコーナー」に分けられており、それぞれの目的に合わせて活用されている。 社会科の授業で「しらべ学習のコーナー」を使い、京都について自分なりのテーマで調べたり、 家庭科の時間には館内の本棚から本を出して棚を掃除することで、本や図書館を大事にすることを学ぶ。
長期休暇前には、保護者が本を借りていくことも多い。
大橋輝子司書教諭は「読み聞かせのほか、教科担当の先生と話し合い、 授業の内容に沿った本を展示するなど、子どもたちが興味を持つよう工夫している。 掲示板にはお薦めの本の内容や表紙の写真をビジュアルに掲載して紹介するなどしており、 子どもたちが積極的に利用しやすい環境づくりに努めている」と意欲的だ。
入り口付近の展示台の上には、新刊や話題の図書が並ぶ。最近授業で教わった内容に関連する本も。 2万7000冊を所蔵する広々とした図書館で湾曲カウンターは館全体、児童の様子を見渡せるよう設置されている。

<2013年3月 奈良日日新聞より>

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