佐奈小学校-木質図書館
佐奈小学校(三重県)
遮る壁や柱なく開放感
三重県多気町立佐奈小学校(同町仁田、児童数109人)は6年前、校舎を耐震化するため改築。 児童が快適な学校生活を送れるよう、床や扉、階段を中心に、木をふんだんに使ったデザインにつくり替えた。
校舎の特徴は、教室を仕切る壁や柱が取り払われていること。 図書館も当然ながら遮るものがなく、本棚を背中合わせにして並べ、 図書館と廊下の区切りとするなど、広々した空間で読書が楽しめる。 図書館には司書を配置し、児童がいつでも足を運びやすい空間となっており、 カウンター脇には新刊や話題の本を並べて児童が手に取りやすいようにするなど、本に触れる機会を増やす工夫をしている。
朝、教師が教室に入るまでの時間を読書の時間として定め、読書活動を学校全体で盛り上げていることから、 朝読書で読むための本を図書館に借りに来る児童も多く、1日で約40冊の本が貸し出される。

鳥井猛校長は「壁がない校舎というのは、どこからでも入ることができるので、開放感にあふれている。 児童にとっても気持ちが良く、利用しやすいつくりであると思っている。 図書館も同様であり、かしこまったイメージがないので本に触れやすいはず」と話している。 図書館のカウンターからは児童が本を読む姿など、館内のすべてが見渡せる。
壁がないのでカーテンで仕切り、中の様子がよく見える

<2013年3月 奈良日日新聞より>

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