赤堤小学校-木質図書館
赤堤小学校(東京都)
木の雰囲気で利用急増
東京都世田谷区立赤堤小学校(同区赤堤、児童数512人)は耐震化事業で平成20年に改築され、 都内公立学校で初めて、図書館づくりと子どもの本研究所の代表、 元純心女子大学教授の平湯文夫さんが提唱した「平湯モデル」を導入した。
木のぬくもりのある新しい図書館に利用者が急増し、2教室半ある館内は利用者であふれたという。 1階の校長室と職員室の前に図書館があり、本棚や机、掲示板に木を使うことで落ち着いた雰囲気をつくっている。 改築当初に比べ来館者数は減ったものの、朝読書の時間を設けるほか、 保護者らからなるボランティアスタッフによる読み聞かせを行うなど、積極的に読書活動を展開。地域全体の、読書に対する意識が高い。
世田谷区立の施設の本にはすべてバーコードが付けられて管理されており、同校の図書館を地域の人たちが利用することもできる。

吉村実校長は「バーコードの導入や朝読書の時間、多数のボランティアによる活動のおかげで、 図書館はよく活用されている。それでもやはり、利用しているのは本好きの子に限られているので、 教室での読み聞かせ活動を充実させるなどしながら、図書館の活用法を具体的に考えていかなくてはいけない」と課題を挙げる。 広々とした閲覧テーブルの上で、思い思いの本を広げる。絵本コーナーの前にはカーペットが敷かれ、児童はくつろいで本を読む。

<2013年3月 奈良日日新聞より>

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